羽鳥慎一モーニングショー

 2021年6月2日(水)放送より抜粋

 出 演 者 

 渋谷健司先生     宮下純一      浜田敦子       羽鳥慎一

   斎藤ちはる     玉川徹

 

 

(羽鳥アナ) おはようございます。

      6月2日 水曜日 羽鳥慎一モーニングショーです。

 

きのう、緊急事態宣言の再延長が始まった東京

百貨店や映画館などへの休業要請が緩和される一方

飲食業界は時短営業や酒の自粛を引き続き自粛するよう要請されています

JRの御茶ノ水駅前にあるこちらのビル、以前は飲食店が入っていたんですが、

現在は1階に板が貼られてしまっています。

駅からすぐのこちらのビル、去年1月の時点では多くの飲食店が入り、賑やかな印象でした

現在は、看板がすべてなくなり、かつての面影はありません

 お客さんがね、テレワークで来なかったり、

 学生も学校が休みになって来てないですからね。

 残念ですけど、しょうがないですね

 

東京・荻窪のラーメン店。

店頭に貼り出されていたのは店主の切実なメッセージでした

 もう限界かもしれません

 3月からの国からの協力金ももらえず

 お恥ずかしい話ですが、売る物(私物)も無くなり

 このままではお店も1か月もちません

 もう限界です

 皆様 お客様どうかお助けください

 美味しく一生懸命作ります

これまで、都の休業要請や時短要請にはすべて従ってきた店主

経営が悪化し、食材が揃えることが出来ず、

ラーメンを作ることさえままならない事態に―

 追い詰められ悩んだ末、店の窮状をありのまま文章にして貼り出しました

 国の要請に従えば (協力金が) 頂けると思っていたものも入って来ず

 そういう状態で毎月毎支払いが遅れてズレてしまっていたので

 こういう業種への補償は放置状態とか

 何か月も遅れていては成り立たないなと思います

 

東京・北区にあるこちらの居酒屋も―

 これまで要請を聞いてきましたが、これ以上は耐えられません。

 6月1日より通常営業を行います

昨日から営業時間を午前0時まで延ばし、お酒の提供も再開することを決めました。

 ずっと宣言の要請の内容通り全部やらせてもらって

 いや、もうちょっと精神的に追い詰められていたので

 今ここで、これ以上は耐えられないかな、と思って…

通常営業に戻すにあたり、時間制限など店独自に感染対策のルールを決め、

協力しない客には退店してもらいます。

 「やるんだったら、うちはもう完璧に感染対策をして営業したいなと思って

 ちゃんとやっている店とちゃんとしていない店の基準を

 ちゃんとしているっていう差を (都に) 作ってほしいですね」

 

東京・北区にあるこちらの居酒屋。

店の経営状況は厳しく、5月の売り上げは、コロナの影響がなかったおととしのわずか17%。お酒が出せない影響を大きく受けました。

 口では僕もなんだかんだ言いながら要請を守ってきました

 でも今、戸惑っています どうしようかなって

 どうしましょう

再延長が始まる前日、商店街の他の店が時短営業を守る中

自分の店だけが通常営業に戻してよいのか悩む店長

 

 僕の判断で決定しますよ

(店員)

 はい。ついていきますから大丈夫ですよ。

 

店員の後押しもあり、お酒を出すことを決めました

 

 苦渋の選択と言うかね

 これからの事を考えて やっぱりやっていこうと

 アルコールを出そうと決断したわけですから

 難しい選択ですね

店で再びお酒を出すために急ピッチで準備を進めます

 6月1日より11時半から23時まで

 お酒の提供をいたします

急で大変ですね?

 はい大変です。まさか、まさか、まさかですよ。

そして、昨日。開店前に店員を集めると、

酒を再び出すことを決めた理由を説明しました。

 「うちのスタッフ みんなを守らなくちゃいけない

 うちの家族にも生活があります。当たり前。

 皆さんにも生活があります。それを僕は守る義務がある。

 ですから、厳しい状況の中できょうからアルコールを出します

 

午前11時30分のオープンからお酒の提供を再開し、

営業時間も本来の午前0時までに戻しました。

 

 「今日は火曜日ですから、急には来ないと思いますよ」

 

店長の心配をよそに、次々とお客さんが―予約の電話もなります。

夜のなるにつれてお客さんは増え続け、お偽は大盛況。常連客の姿も。

(お客様の声)

 「都の要請ではアウトですけれども、

 でもマーシー(店長)ずっと頑張ってきていて

 これ以上頑張っても立ちいかないって事で

 苦渋の決断をしたわけなんで

 その決断を支持しようと思って・・・」

 

(店主)

 「お客様のにこやかな顔を それを拝見すると

 僕もきょうはうれしかった」

 

喜びを語った店長。しかし、一方で、商店街の他の店が要請を守る中、通常営業に戻したことに複雑な思いも・・・

 

 単に喜んでいいのか…そういうふうな状況ではないと思います

 身を引き締めて(コロナが)ここから発生しないように

 気を付けてはいきたいと思います。

 

それでも通常営業に戻したのには理由がありました

 

 去年の12月までの分は4月に支給されました。

 けれども、うちもいろいろ書類の不備もありまして、

 1月、2月、3月の分は、まだ支給されておりません

去年12月18日~1月7日分の協力金 84万円は4月に支給されましたが、1月以降の協力金がまだ支給されておらず、資金繰りが窮地に

東京都によると、協力金の支給率は1月上旬か~3月上旬の分は、約9割に達していますが、3月上旬~31日までは58%にとどまっています。

都の担当者は、3月から人員を200人増やして対応に当たっていて、今後も体制を拡充していくとしています。

 

東京オリンピックが約50日と迫る中、昨日新たな動きが―

 代々木ライブサイト会場を

 ワクチン接種の会場として転用する予定であります

野外のイベント会場をワクチン接種会場にすると小池都知事が方針転換。

この発表に近隣住民は―

 ワクチン接種の会場っていうのが

 意外過ぎてちょっと今ビックリしています

 こんなところでワクチン会場って

 取って付けたような・・・

 振り上げたこぶしの落としどころって感じですよ

 

 

(羽鳥アナ) 東京都は、オリンピックのパブリックビューイングを予定していました代々木公園の会場を一転して、新型コロナワクチンの接種会場として活用する方針を明らかにしています。また、オリンピック・パラリンピック代表選手へのワクチン接種が始まりましたが、アスリートからは副反応の影響を心配する声も出ています。

ここからはお二人にお話をお伺いいたします。公衆衛生学者で、WHO事務局長上級顧問も務められました渋谷健司さんです。渋谷さんはロンドンから何度もこの番組に出て頂きました。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。今ですね、日本に戻っていらっしゃって、福島県の相馬市にあります新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンターのセンター長を務めていらっしゃいまして、ご自身も実際に接種されている。きょうは接種がないということでお越しいただいております。この後も相馬に戻られて、されるということですね。お忙しい所ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

(渋谷先生) はい。よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) さて、もう御一方です。元競泳選手でオリンピック男子400mリレー銅メダリストです。宮下純一さんです。よろしくお願いします。

(宮下さん) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) 東京オリンピックのまず、パブリックビューイング会場についてです。

小池都知事がきのうです。

 大規模接種が築地の会場で来週からスタートしますが

 6月いっぱいで使えなくなります

(築地の接種会場というのはオリンピックの時には、車両基地になります。

なので、使えなくなります)

 それに代わって代々木公園を接種会場として活用する

という方針を明らかにしております。

代々木公園ですけれども、

東京オリンピックとパラリンピックのパブリックビューイングを予定しておりました。

きのうから工事が始まっています。

会場は、公園の中央部。約3万5000mを使います。

520インチの大型ビジョンをここに用意して競技を中継する。

この大型ビジョンの前での観客数ですが、コロナ前での想定人数は1600人だったんですけれども、これは710人に縮小されるということです。そして、エリアでは1日3万人来るという想定だったんですけれども、これもコロナを受けて減るという事でありましたけれども、そこに小池さんが、また新たな発言をしました。

対策としては、お酒の提供はなし。事前予約のみの入場にするというようにはなっていました。

 

ワクチン接種でパブリックビューイングはどうなるんですか?

テレビ朝日が都庁に取材をしました。

オリンピック期間中はパブリックビューイング中止

ただ、パラリンピック期間中は、感染状況をみながら

今のところは実施をするという方針のようです。

その他にも日比谷公園、上野公園などにも

パブリックビューイングは設置されるようにはなっております。

井の頭公園などにもあります。

井の頭公園などには通常通り、予定通りやるという方向のようです。


また、小池さんの発言なんですけれども、きのう

パブリックビューイングとワクチン、同時に行うんですか? という質問に、

 「まずは、ワクチン接種を行います」

 

パブリックビューイングは、ワクチン接種に伴って、

オリンピック期間中は断念するんですか? という質問に小池さんは、

 「そこは工夫次第だと思います」

というふうに答えています。中止しますとは明言はしていないですね。

都庁に取材したら、中止と言っているんですけれども、小池さんは中止しますというのは、実ははっきり言っていません。明言は避けております。

 

じゃあ、パブリックビューイングはどう使うんですか?

パブリックビューイングのために使う予定だったプレハブあるいは大型テント。これをワクチン接種に使っていく。従って、いま行われている工事はそのまま継続されるということです。

対象は、1回目築地で受けた警察・消防関係者の方が、2回目を受ける会場として、この代々木公園を使うということのようです。

 

このパブリックビューイングの会場でワクチン接種をするという事に対しての声です。

近隣住民の方は、

 「平等にみんながワクチンを受けられるために

 前向きにこの場が使われるのだったらいいのではない

ということです。

 

一方で、ネットの声ですけれども、

 「屋外の会場って

 ワクチン保管や衛生面はどうするんだろう?」

ということです。

 

 「真夏に屋外でワクチン接種

 熱中症で倒れる人は出ないんだろうか? 大丈夫なんだろうか?」

ということです。

 

 「夏の暑い中でのワクチン接種 余計具合が悪くなる

 冷蔵庫の電源はどうなんだろうか?

 問題点がいっぱいありすぎるんじゃないですか?」

という声もあります。

 

ちなみに今年の夏は、ウェザーニュース社によりますと、

今年も全国的に暑い。東日本中心に暑さが厳しい日が多い予想

 

(羽鳥アナ) 渋谷さん、この暑い中での屋外っていうのは、衛生面上はいかがなんでしょうか。

 

(渋谷先生) そうですね。あの、ここにもありましたけれども、熱中症。それからファイザー・モデルナのワクチンにおいては、温度管理というのは非常に大事ですし、また、屋外ですので、とか、以前公園でデング熱もありましたし、そして、いろいろな公衆衛生上のリスクはあるかなと思います。

 

(羽鳥アナ) ただ、ワクチンを進めるという観点からいくと、これが本当にこう行くんだったら、いいということですか。

 

(渋谷先生) あらゆる所で総力戦ですので、ワクチンを打つという事に関しては、どんどんやって頂きたいと思いますけどね。

 

(羽鳥アナ) 宮下さん、今回、オリンピックのためのパブリックビューイングですね。コロナの状況で。このパブリックビューイングをやるという事に対して、どういうお考えですか?

 

(宮下さん) この緊急事態宣言中の中で、多くの方が人流を少なくするために努力されている中で、この準備が進んでいるという事に対して、すごく「えっ!この状況で出来るの?」と思ったところもありますし、オリンピックをやろうという意識とか、国民の皆様の理解がまだ多く得られていない中で選手からすると、応援してもらえるためにいい場所ではあるんですけれども、そういったところが議論されるというのは、また、ちょっと選手の面からすると、心苦しいところがあったのかなと思いますね。

 

(羽鳥アナ) 通常だったら喜ばしいことですよね。みんなで盛り上がろうという事ですけれども、今は通常時ではないということです。これ、浜田さん、どうでしょうか。パブリックビューイング、都は中止と言っています。小池さんは、明言はしていません。そして、ワクチン会場にしましょうという事です。

(浜田さん) そうですね。きのう速報で、パブリックビューイングが中止というのが流れた時には、ツイッター上で「やった!」みたいな声が、「やっと中止してくれたか」という声が溢れたんですけれども、この小池さんの発言をみると、ちょっとまだわからないなって感じがしますよね。やはり、これだけ世論調査でオリンピックに対して開催にネガティブな意見が多くて、中止を求める意見が多い中で、やはりその中でもやるのであれば、本当にやっぱり事業をミニマムにするしかないと思います。それにもかかわらず、こういったパブリックビューイングの計画が進められていたりとか、政府は今でも観客を入れることを諦めていないというような報道が流れたりするたびに、どんどんみんなの不信感とか不安は増していくわけですね。なるべく多くの人にオリンピックの開催を応援してもらいたいと思うのであれば、やっていることと言っていることがバラバラな状態をまず無くしていくというか、安心安全に開くというのであれば、なるべきやっぱりその会場内だけにする。観客も入れないというような事を徹底していく姿も見せなければ、本当世論は盛り上がらない。納得しないというふうに思います。一方で、きのう国会で、分科会の尾身会長の発言でも、オリンピックの開催について、「正式に意見を求められたことはない」というふうな発言もありました。こういうことも不信感につながっていく。なので、どんどんみんなの気持ちがオリンピックから離れていく方にどうしてもなってしまうという状況だというふうに思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。本当にやるんだったら、じゃあ、どうやるんだというような気持ちを調整していかないといけないんじゃないかと思いますが、このパブリックビューイングの会場について、玉川さん、いかがでしょうか。暑さ、環境。いろいろな課題はあるとか思いますが、接種会場にするという事のようです。

 

(玉川さん) あの、これ微方策だと思いますよ、僕は。もともと築地で接種を、っていう話も国が大規模接種を始めた後に、都道府県でもやれるんじゃないかってなった時に、小池さんは「国がやっているので混乱をきたすから、都はやらない」って言ったんですよ。ところが、その翌日には、いろんな都道府県、それから政令市が独自にやりますっていうような、どんどん打ち出したんですね。たぶん、その流れを見て、これ東京都もやるって言わざるを得ないだろうってことで、「急遽、築地で始めます」っていうふうな話になったと思うんですよ。じゃあ、誰に接種するのかなと思ったら、一般の人ではなくてって、それはそれでいいですよ。だけど、やっぱり1か月だったんですね。ずーっとじゃないですよ。あそこだってオリンピックやる時には車両基地って言うか、あそこは駐車場になるんですね。で、それどうするんだろう?と思っていたら、今度はこの代々木のパブリックビューイングがものすごく批判が出て、でも工事始めちゃって、枝とかいっぱい切っちゃっているんですよね。だから、しょうがないから今度、微方策として、ここで接種しますって話でしょ。だけど、例えば、警察職員とか警察官とか消防隊員の接種だったら、場所は他にもあったはずなんですね。これ僕も言ったんですけど、駒沢の体育館とか、こういう都の所有している外じゃない枠なんか作らない場所っていくつかあるんですよ。でも、コロナ禍でいま休館していますから、そういうふうな所でずっと打つことはできたはずなのに、

いきなり「築地でやります」でしょ。で、築地も1か月だって言って、今度子地位が批判あると、こっちでやりますでしょ。何やっているんだろうなと。僕は、ずっとこれまで政府の対応を悲観してきましたけれども、これ都も考えてみると、特に何かこれはすごいなって事をやっていないですよね。小池さん主導で。検査についても広島県なんかはリーダーシップ取ってやっていますけど、そういうふうな事も都はやっていない。で、大規模接種だって、ほかの自治体、例えば神戸市なんかは楽天とかとやろうとしていますよ。そういうことなんかも都として打ち出せない。やっぱり危機対応力ないんじゃないんですか、小池さん。

 

(羽鳥アナ) これ、やることによって接種率が上がる。これはいいことだと思いました。そこまでに至る過程。そして、方針のブレっていうのがやはり検証することは必要なのかなというふうな気がします。ただ、接種を広げることは、これはいいことだと思います。

 

 

そんな中、また、新たな変異ウイルスが国内で確認をされました。

この新たな変異ウイルス、確認までの経緯なんですけれども、

神戸市にお住いの50代の男性。海外渡航歴はありません。

5月17日 腹痛の症状があったので検査をしたら、結果は陽性

      軽症だったので自宅療養。

5月27日にこの方は、療養を終了していますが、

その後、この方の検体を調べたところ、国内初の変異ウイルスと判明しました。

ゲノム解析の結果の判明です。

  N501Y というイギリス型の変異に E484Q というインド型にもみられる変異。

これを持っていることが分かりました。

N501Yというのは、従来型に比べて感染力が1.32倍重症化リスクは1.4倍というふうに国立感染症研究所が言っております。

E484Qは、ワクチン効果を弱める可能性がある

これを足したものが、国内で初めて発見された。

これまでパキスタンなどアジアで5例報告があるということです。

 

このイギリス型インド型は、ベトナムで見つかったやつかなというふうにも思われたのですが、それとは別のようです。

神戸市の担当者。この新たな変異ウイルスについて、

 イギリス型に感染した後、

 男性の体内で変異が加わって

 E484Qの変異を獲得した可能性が高い

 変異を起こしたことで

 免疫を逃れる可能性が生まれています

ということです。

50代の男性の濃厚接触者は1人ですが、結果は陰性であったということです。

 

(羽鳥アナ) 渋谷さん、この新しい変異ウイルスなんですけれども、どうお感じですか?

 

(渋谷先生) はい。変異自体はもちろん起こっているわけですけれども、いま一番の問題っていうのは、英国株とかインド株みたいに非常に感染力が強いと。感染力が強いという事は毒性も強いという事ですけど、やはり今までみたいな行動変容だけではなかなか止められないですね。で、あの、今のワクチンは、比較的効くという事が示されているので、やはりできるだけワクチンを早くやるということと、やはり今まで何度も言いましたけれども、検査をきちんとやると。行動変容だけに頼るのではなくて、やはりワクチンと検査みたいなきちんとそうしたものをやっていくという事が改めて、特に

変異株によって分かったということだと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。今までよりも一歩対応を進めないといけないという事なんだと思います。玉川さん、いま渋谷さんからもお話がありましたが、ウイルスは変異するものなので、こういうものは出て来るんですけれども、とはいえ、また新しいものが出てきました。

 

(玉川さん) そうですね。神戸市は、変異株の検出に関して、ものすごく力を入れていますよね。だから、神戸で最初に見つかったという事かもしれないですよね。神戸でこういうことが広がっているというよりは、いろんな所で広がっていることを神戸で最初に捕まえたというふうな事なんじゃないかなと思っていますけど。それもやっぱり、検査の体制が変異株の検査って事ですけど、そういうふうなことをちゃんと充実させていたというふうな事があるからこそ、こういう事が言えるんですね。今まだまだ足りないですよね。

 

(羽鳥アナ) 渋谷さんがおっしゃったように、検査をすることによってこういう事が分かり、こういう事が分かることによって、対策が出来るっていうことなんですよね。

 

(渋谷先生) あの、おそらくほかの地域でも変異株というのはあると思うんですが、まだ見つかっていないというだけだと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。対応のワクチン接種ですけれども

きのう加藤官房長官が、ワクチン接種の加速化を図るために、

 6月21日から企業や大学において

 ワクチンの接種を開始することを可能にする

 その地域における高齢者接種が早期に進むのであれば

 6月21日という日程を前倒ししていただいても可能です

ということです。

職場・大学でのワクチンは、モデルナ製を使用するということを想定しています。

 

 今かなりモデルナワクチンを持っているので

 ご要望があれば、それに応じて発送していくことは

 十分可能だと考えている

ということです。

 

そして、接種券がまだ届いていない人。多くいると思いますが、

接種券が届いていなくても、接種は可能です。

 後日、接種券が届いたら、職場などにお持ちいただき、

 実施社が予診票と一緒に接種券を読み込ませることで

 接種記録が登録されます

という説明をしています。

 

職場での接種です。

対象は、職場の従業員。そして、従業員の家族。

プラス、関連会社・取引先も対象になるということが想定されております。

会場です。

企業に診療所がある所は、その診療所。

ない所は、商工会議所とか工業団地などで、そういう所の複数企業が集まって場所を設定してやりまdしょう、というところで、診療所がない所でもできる可能性があります。

 

河野大臣です。

 ソフトバンクの孫社長からは、

 東京都とかで大規模接種会場をソフトバンクが開き

 医療従事者をまず打ち始め

 その後、一般接種もやりたいと

 こういう社会貢献型の企業の取り組みも大いに歓迎したい

という話をしています。

これが企業での接種です。

 

そして、大学での接種。これも進めようということです。

対象は、その接種会場になる大学やその近隣の学生・職員。

または、近隣の小・中・高校、幼稚園などの教職員ということになっています。

 

萩生田文部科学大臣は、

 若い人たちの接種率を高める拠点に使っていきたい

 7月以降は夏休みに入るので

 大規模な対応ができる学校も出てくる

 安心安全な2学期を目指したい

というふうにしています。

 

(羽鳥アナ) 職場接種にすでに動き始めている企業について、今朝の新聞です。斎藤さんお願いします。

(斎藤さん) こちら、産経新聞です。

職場接種 トヨタ・日本航空など準備 産業医いない中小が課題

とあります。

  職場接種をめぐっては、トヨタ自動車がきのう実施を検討していると表明。日本航空も21日実施に向けて準備を進めていると明らかにしました。

 対象は、羽田・成田などの各空港などを拠点に勤務する乗務員や地上スタッフらを想定しているという事です。また、住友生命保険・楽天グループ・日本郵政なども実施の方針です。

職場接種は、産業医などが社内の診療所で接種することが想定されていますが、課題は中小企業です。

産業医の選任が義務付けられていない50人未満の事業所が全国に約395万カ所もあり、約2900万人が働いています。さらに、ワクチン接種する場所の確保も重要になります。

こうした中、貸し会議室大手 TKP  は、運営する約250拠点を職場接種の会場として、企業に無償提供することを決めたということです。

 

(羽鳥アナ) はい。いろんな所で摂取しようという動きが進んでいます。渋谷さん、もちろん課題もあるとは思いますけれども、企業や大学でのワクチン接種については、どうお考えでしょう。

(渋谷先生) 素晴らしいと思います。イギリスでも薬局は勿論のこと、大学・職場、それから、地域においては教会とか人々が受けやすい所で接種を進めていますので、これはいい傾向だと思います。ただ、もう少し早くやってほしかったなとは思いますけど・・・

 

(羽鳥アナ) これ、今から始まります。今想定されている課題とか、渋谷さんがちょっと気になるなってところ、何かあるでしょうか。

 

(渋谷先生) 一つは、ワクチンが確保できて、ちゃんと打ち手が居て、そして、副反応などをちゃんとモニターできるかどうかと。特に中小企業で出来るかというところだと思いますけど。

 

(羽鳥アナ) はい。そうですね、接種した後の副反応の観察という事なんだと思います。あの、イギリスでの取り組みの方もお話されましたけれども、日本の取り組み、イギリスと比べて、ここをもうちょっと改善するとさらに進むのになってところ、何かありますか。

 

(渋谷先生) やはり、確保だけではなくて、打ち手とか、ロジスティックですよね。それから、やはり副反応を含めてモニターするという3つのシステムがないとダメなんですね。イギリスの場合は、去年の5月の段階で、タスコスコースを作って、ベンチャーキャピタル、投資家の女性をヘッドしたんですね。彼女は、やはりワクチンの確保だけじゃなくて、オペレーションと、それから、インフォメーションテクノロジーっていうか、データーサイエンティストとかロジの専門家を集めてやったんです。ですから、打ち手においても元々薬局へ行けば、いろいろワクチンも打てますし、薬剤師さんがどんどん、どんどんやっているような状況で、それから、法律を改正して、ボランティアでも打てる。筋肉注射ってそんなに難しい手技ではないので、直角に刺せばいいんですから、誰でもというわけではないんですけれども、もう本当に総力戦の段階で打ち手を制限している場合ではないなという気もしますね。

 

(羽鳥アナ) 宮下さんは、かつて筑波大学の非常勤講師もされていたんですけれども、大学でも接種という事に関して、どのようにお感じになりますか。

 

(宮下さん) 非常に素晴らしいと思いますね。大学によっても、施設が広大な所もありますし、お話でもありましたけれども、夏休みに行動力のある若い方々に打って、この2学期をしっかり進められるように段取りするっていうのは、非常にいいことだと思いますね。

 

(羽鳥アナ) やっぱり、元非常勤講師の立場としても大学生が学校に行かれないっていうのは、なかなか辛いというか、ストレスというか・・・

 

(宮下さん) そうですね。特に、入学してなかなか仲間とも顔合わせが出来ない中で、新しい生活を進めていくっていうのは不安だと思いますので、しっかり若い方々もこういうふうな大学でやるというところで、一つ前向きな気持ちにもなれると思いますので、進めて行ってほしいですね。

 

(羽鳥アナ) 浜田さん、「その、やってみないと・・・」って言い方もあれですけれども、トラブルっていうのもあるかもしれませんが、接種券が届く前でもやる。年齢関係なく若い人も大学でやる。企業も協力してやると。いろんな方策が出てきています。

 

(浜田さん) そうですね。私が以前勤めていた朝日新聞社なんかでも、毎年インフルエンザの予防接種を職場でやってくれていたんですよね。これ、結構大企業だとインフルエンザの予防接種を企業内でやるところ、多いと思うんですけど、おそらくそのノウハウとかロジがもうあるので、結構大企業においては、割とスムーズにできるのかなと思います。その場合に、ここでもありましたけれども、社員だけではなくて、家族とか、もっと言えば、雇用形態で差別しないってことが大事で、契約社員やアルバイトの方。もっと言えば、業務委託で働いていらっしゃる方。取引先なども含めるとかなり中小企業の方は取引先としてカバーできる所があるのかなと思います。あと、業種で言うと、どうしてもリモートワークが出来ないエッセンシャルワーカーを多く抱えている企業。早くやっていただけたらと思います。例えば、小売業であるとか、交通とかですね、どうしても出社をしなければいけない方たちは本当に感染リスクに晒されたなかでお仕事をされているので、そういった企業は早く、社員の方とかも含めて関係者に打ってほしいなというのを感じます。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、いかがですか。

  

(玉川さん) あの、前の言いましたけど、とりあえず、順番で高齢者から打っていますけれども、あの、感染を抑えていくと。集団免疫を作るっていうふうな意味で言えば、高齢者だけでは済まないんですよね。やっぱり、高齢者以外の人たちにもワクチンをどんどん接種するっていうふうなことでしか収束は出来ないという状況だと思うんですね。で、いま高齢者の部分は7月末である程度めどがついているっていうふうになれば、力を入れるべきは高齢者以外の人たちへの接種。それは、高齢者が終わった後も続いていく話なので、こういう形で企業だとか大学を使って、どんどん高齢者以外の人たちの接種もできる所は前倒しをして、どんどんやってくということは、すごく大事な事だと思っているんですね。

その際に必要になるのが、場所と打ち手なんですよね。どうしても。場所の話で言えば、たとえば貸し会議室の会社が貸し会議室を場所として提供すると。こちらはTKPですね。そうですね。こういうふうな形でどんどん民間企業もですね、やっぱり民間企業にとってもコロナを早く収束させるって事は一番利益になることなので、そのためには民間企業もどんどん協力するっていうふうなことは、僕はすごくいいことだと思っているんですね。で、また、打ち手の話で言えば、渋谷先生のように、わざわざ日本に帰ってきたまで打ちます。そういうふうな方が出て来るっていうのは、すごく素晴らしいことだと思います。渋谷先生、あの、教授職って、確かイギリスの場合は、終身ですよね

 

(渋谷先生) はい、そうです。

 

(玉川さん) だから、日本みたいに定年ないんですよね。だから、ずっと居られたわけですよね。いようと思えば。それでも日本に戻ってきたってことですよ。

 

(渋谷先生) はい。そうですね。まず日本に貢献したかったですし、それから、これは僕の一生であるかないかの国難ですし、今医療において一番大事なのはワクチンなので。それから、相馬市はずっと震災後お付き合いがあったものですから、市長の方からだらかやってくれということで、今しかないかなと思ったんです。

 

(玉川さん) 僕、だからお医者さんももっとやりたいっていう人もいっぱいいるでしょうし、まだまだ日本のお医者さんや看護師さんでも接種に協力してもらう人が増えればいいなと思っているんですね。で、場所で言えば、さっき東京都の駒沢の運動場、体育館の話しましたけど、実は6月1日から休館していたのをまた開けたみたいなんですね。

 

(渋谷先生) そうですね。都の方針、変わったみたいですね。

 

(玉川さん) で、そうじゃないんじゃないかと。そういうふうなところでも、民間の貸し会議室ですら接種に使ってくださいって言っている時に、都が施設、持っている資源をいま接種で使ってくださいって、なんでできないんだろう?と。「そこがいま一番大事なところでしょ、」って。だから、打ち手だって渋谷さんみたいに海外から戻って来てまでも打つっていう人が出てきて。それから、貸し会議室だって、ソフトバンクだって、場所を提供して、接種に協力するって、いま日本の国難の中で、こうやってみんな一生懸命に接種で協力しよう。どんどんやって行こうと言っている時に、東京都にそういうふうなところがあんまり見えてこないですよね。で、井の頭公園ではパブリックビューイングやるんですか?なんて言うか…プライオリティー(優先順位)が見えてこないですよね。オリンピック盛り上げようじゃないんじゃないかと。「オリンピックを盛り上げようよ」よりも、今は「接種を進めよう!」じゃないですかね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。接種を進める先にオリンピック開催というものがあると思うので、そこは確かにその通りだなというふうに思います。

そして、きょう渋谷先生にお話を伺っていますが、いま相馬市の集団接種会場で実際に接種なさっているんですけれども。実は福島県の相馬市は、なんともう、昨日から16歳~64歳のワクチン接種が始まっております。始まるんじゃなくて、もう始まっている。非常に速いです

 

ちなみに、相馬市の人口は約3万7000人

高齢者は約1万1000人なんですが、高齢者の接種、1回目は完了しております。

2回目の今月の半ばには完了予定

そして、16歳~64歳の接種対象者 約1万7000人ですが、

接種券はもう発送済みということで、

実はきのうから一般の64歳以下の接種が始めっております。

  7月中旬にも接種が完了する予定 ということです。

 

ここまで最年少は何歳かはわからないんですけれども、20歳の大学生ももう接種を受けているという状況です。

 

(羽鳥アナ) 玉川さんの話にもありました、渋谷さんは、元イギリスのキング・カレッジ・ロンドンの教授だったんですけれども、辞めまして、今月から相馬市の新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンターのセンター長として実際にワクチン接種をされている。そしてリーダーもやっていらっしゃると

いうことですけれども、先ほどちょっとお話がありましたが、なぜ、イギリスに居れば教授でいられたのに、辞めて戻って来て、こういう思いを持てたのかと・・・

(渋谷先生) あの、やっぱり国難でやはり貢献したいという思いが強かったですし、それから、相馬市においては2011年に震災の津波、現場事故の後ずっと健康対策本部会の方で関わっていましたので、あの市長の方から、ぜひワクチンの方を手伝ってくれと言われたのと、この番組も含めてロンドンからオンラインでいろりお評論家みたいなことを言っているより、現場を手伝いたいなというのがありましたので、そこでいい機会かなと思って。

 

(羽鳥アナ) 実際、先生もワクチンを接種されていますけれども、一日にどのくらしの人数、どのくらしのスケジュールで今やっていらっしゃるんですか。

 

(渋谷先生) そうですね。いま朝9時~夕方6時ぐらいまで、200人弱。毎日200人ぐらいですかね。

 

(羽鳥アナ) どうでしょう。これまで副反応といったそういうことは…

 

(渋谷先生) そうですね。センター長として一つは副反応をきちんと検証して、ワクチンを打った後もフォローアップするって事はきとんとやろうとしているんですけれども、今のところ大きな副反応というのは、まだないという状況です。

 

(羽鳥アナ) はい。非常に順調に進んでいると。

 

(渋谷先生) はい。あの、市民の方、それから市の方とか、医師会の先生方もそうなんですけど、一丸となって総力戦で一生懸命やっているんで、非常に順調です。

 

(羽鳥アナ) その相馬市の総力戦の中で、なぜ集団接種が進んでいるのか。

福島県相馬市は、日時指定で集団接種ができる。

つまり、住民がネットとか電話とかを使って予約を取る必要がありません

指定をされます。どういうふうにするか。

選挙名簿で接種対象者を、迅速に把握をした。

接種に日時を自治体から指定をして郵送したということ。

結果、漏れもなく受付が非常にスムーズにいったということです。

 

(羽鳥アナ) まず、これがうまくいった一つ目の理由。

 

(渋谷先生) そうですね。僕もあの、当初はスマホとかIT使えばいいんじゃないと思っていたんですけれども、行ってみるとですね、本当に高齢の方とか、お体が不自由な方が、むしろそういうものが使えないですし、来られないという状況がある中で、やはり選挙名簿っていうのは、ある意味では、もっとも公平ですよね。しかも、相馬のような地域っていうのは、地域の結びつきが強いので、そういうところでまとめながらやっていくと。それから、もちろん来られない、体が不自由で来られない方にはバスを出したりとか、誰も取り残さないことを担保して、できるだけ多くの人にということで、今回はそうした形では非常に功を奏していたと思いますけど。

 

(羽鳥アナ) その公平性で先着順ということを選択する自治体が多い中で、そういう公平性ではなく、こういった公平性というか、効率性というか、そっちを選択したという事ですね。

 

(渋谷先生) まぁ、公平性・効率性というのもありますけれども、今回はそうした形で非常に両方ともうまく担保できたというふうに思います。

 

(羽鳥アナ) はい。

福島が十町な理由。2つ目としては、医師会との連携です。

去年12月から医師会と連携をして、接種体制を協議して、医療従事者を確保していた。

現在、福島県相馬市の医師会の9割以上が接種に協力をしているということです。

 

(羽鳥アナ) やはり、この市と医師会の連携、これがうまくいくことが大事。

 

(渋谷先生) そうですね。相馬市という地域性もあるんですけれども、集団接種を中心にやっていますけども、医師会の先生方もわざわざ診療を休んで接種会場で毎日打っています。やはりあの、一つ思うんですけれども、相馬市というのは震災の後、危機を乗り越えて、危機対応に非常に慣れているというか、非常に準備が早くから市長のリーダーシップと副市長を中心とした市の職員の方とそれから市民と医師会っていうのが連携が非常に取れていてですね、ですから予約を含めて会場でのトラブルっていうのはほとんどないですね。ビックリするぐらいうまくいっていると思います。相馬だからというよりは、やはりきちんとした準備と今ここに書いた2つの理由とか。もちろん都市部だと集団接種だけでは難しいと思うので、そういうところは個別接種も入れなければいけないんですけれども、その考え方っていうのは、共有できるのかとも思います。

 

(羽鳥アナ) 早く進めていくための方策の一つ。こういったうまくいっている所を参考にして、取り入れていくほかの自治体も必要なのかなというふうに思います。

 

(浜田さん) じつは先週、私も渋谷先生に取材させていただいたんですけれども、その時も、リーダーシップがすごく必要だっておっしゃっていました。で、渋谷先生に、追加でお伺いしたいんですけれども、実は今でもまだ接種が始められていない自治体もあるんですね。人口規模もそんなに相馬と変わらない所でも「これからです」みたいな所があるんですけれども、これは何が格差になっているのか。要はワクチンが届かないという事はないのかな?と思うんですね。あの、相馬にも届いているので。なので、その準備体制の始める時期の速さ、遅さなのか。リーダーシップなのか。何が自治体間の格差になっているのか、ぜひ教えていただいてもいいですか。

 

(渋谷先生) はい。私見ですけれども、やはり危機対応というか、それ以外に浜田さんがおっしゃったように、できるだけ早くから準備すること。準備においては、やはり関係者との連携が出来ていないといけないので、相馬とかあるいは他の地域でうまくいっている所は常日頃から出来ているんだなと思います。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、どうでしょう。昨日から始まっています。16歳~64歳。

 

(玉川さん) あの、結局は準備だってことになると、その準備を指示するのはリーダーなんですよね。もう政治的リーダー。行政のトップ。その行政のトップの見識がすべてに作用するということだと思いますよ。検査体制にしても接種体制にしても同じだと思います。結局は、どこに住んでいるかで決まるんですよ、今の日本では。その、どこに住んでいるかっていうふうな事は、いったい誰が政治的なリーダーかってことで決まる。だから、誰がやっても同じではないんです。市長にしろ、知事にしろ、総理大臣にしろ、いったい誰がトップかというふうなことで大きく変わってくると。危機になったらそこは肝だというふうなことを我々は思い知らされたってことなんじゃないですか?

 

(羽鳥アナ) 大事なことは、早く、広く接種を広めていくということになってきます。

 

 

その先に何があるかというと、オリンピックです。もう50数日ということで、開催に向かっていますので、ならば、どう開催するのか。どう安心・安全にするのかというところなんだと思います。

オリンピック・パラリンピックの代表選手に対して、ファーザーのワクチンの接種。

昨日から始まりました。

昨日は、6つの競技の選手ら200人の選手に1回目の接種が行われましたが、

今のところ、副反応などの報告はないということです。

対象は、代表選手・代表候補選手監督・コーチ

選手とスタッフなど合わせて、約1600人ぐらいになっていきます。

接種は希望制です。

打ち手は、各競技のチームドクターが接種することになっています。

日本選手団の福井団長です。

 ワクチン接種は、アスリート関係者はもちろん

 家族や選手村や競技会場で接する方の感染リスクを減らす

 もちろん接種する、しないは本人の意思を尊重している

というふうにしています。

 

選手たちは、実際どういう心境なんでしょうか。

アイティスティックスイミングの乾 友紀子選手。

 「ウイルスがまん延しているので

 自分自身で身を守るという面で接種できたらと思います」

 

陸上の新谷 仁美選手。

 「自分がワクチンを打たないことで

 他の人に危険が及ぶのであれば打つ

 接種は正直恐怖もあり、症状がどう出るかわからないので

 打ちたくないという気持ちがあります

と、正直なところをお話されております。

接種後の主な副反応として報告されているのが、

接種箇所の痛み、倦怠感、頭痛、筋肉痛、寒気、発熱、接種箇所の腫れ、関節痛、吐き気などというものがあります。

いずれもやはり、2回目接種後の方が大きな副反応が出るという方が多くなっています。

 

(羽鳥アナ) これ、宮下さん、ワクチン接種に対して不安な気持ちを抱いている選手というのは少なくないと思います。

(宮下さん) 非常に多いと思いますね。やはり、このオリンピックが決まってから、僕も北京のオリンピックの時に、この物を食べてパフォーマンスは果たして上がるんだろうか?って、普通の物でもそれを考えるのに、ワクチンはもちろん、これからの未来のために、自分のためにいいものではあるんですけど、この時期がもう少し1週間、2週間は約接種できれば良かったんですけれども、実際のレースまでに1か月を切った中で2回目を打たなきゃいけない。特に1か月前というのは、特に練習をしっかりと少なくして、繊細な時期で、水のかかり方とか敏感になっているところで、副反応がどうなってくるのかと思うと、果たしてこれが自分の調子が悪い中で捉えられていないのか、副反応なのか、そういった不安なリスクが増えるというのは大きなアスリートの不安の一つだと思います。

 

(羽鳥アナ) やっぱり、新谷選手が言っているように、自分の事だけを考えるんだったら、打ちたくないです。周りの事を考えたら、私は打ちます。という非常に難しい選択ですね。

 

(宮下さん) そうですね。なので、選手。代表内の中でも打つ人、打たない人っていうのが出てきた中で、「あの人打ってないよね」とか、そういう話になってくると、ちょっとチーム内でのまとまりというのも無くなってくるので、一律という意味で言えば、海外からの選手も打ちます。日本の選手も打ちますというような形にしていけばフラットだったと思うんですけど、ここのジャッジをオリンピック直前のところで自分でしないといけないというのは、本当に酷な悩みでもあると思いますね。

 

(羽鳥アナ) 通常でもこの時期はストレス・プレッシャーがかかる時期であるのに、プラスこういったことがある。

実際に副反応に苦しんだアスリートということで、

メジャーリーガー大谷選手と筒香選手です。

大谷選手は、 開幕の前日  ワクチン接種を受けましたが、 開幕当日  ノーヒット。

 「開幕直後は、そんなに体調は良くなかった。

 理由はワクチンですね。」

というコメントをしている。やっぱり感覚として、体に何か違うものを感じたのでしょう。

 

筒香選手。

 「やっぱり打った後、かなり体調は悪かったです

 2回目の接種の後に、痛み・倦怠感などの症状が出て、

 「コロナに関する負傷者リスト」に入って、調整をせざるを得なかった」

ということです。

日本の元オリンピック代表です。増田明美さんです。

 オリンピック2か月前は、

 マラソンだと最も練習を追い込む「鍛錬期」

 半病人状態になるまで鍛える

 副反応が出て練習を休むことは

 この時期なら まだ大丈夫だろうけれども

 大会直前に体調を崩すことは避けたいだろう

ということです。

 

(羽鳥アナ) 宮下さん、先ほど、1か月前は非常にデリケートな時期だと言いましたが、2か月前は、マラソンに関しては、とにかく追い込むんだと。この時期でワクチンを考えなきゃいけないっていうのは、やっぱり相当きつい・・・

 

(宮下さん) そうですね。競泳においても2か月前っていうのは、とにかく追い込んで、ほんのちょっとの変化でも体調を崩してしまう。免疫力が落ちてしまう時期なので、やはり、そこのところで2回目副反応がすごく出るというような話ですけれども、大谷選手や筒香選手のような症状が出た時に、追い込めなくなった時に、そこに自信が付いてこない。練習はしているんだけれども、結果が伴われないっていう事態が起きると、すごく選手に対しても不安が起きると思いますね。

 

(羽鳥アナ) 宮下さんが現役で代表だったら、どうしますか?

 

(宮下さん) 僕は1回目は打ちたいなと思うんですけど、やっぱり、時期が鍛錬期の洗練された時期にかかってくるので、4年に一度、選手によっては、僕も北京1回しか出ていないので、「これが最後だ」と思った時に競泳で言うと1分に駆けて行かないといけない。じゃあ、そこのパフォーマンスが少しでも下がる可能性があるのであれば…という選択肢も僕は考えると思います。

 

(羽鳥アナ) ん…その判断を選手がしなければいけない。渋谷さんは、もちろんお医者さんとして、ワクチンを広めるんだというお考えだと思いますけれども、このアスリートの立場になると、どうお感じですか。

 

(渋谷先生) 特に2回目の場合は、1回目より副反応の頻度が多くなりますが、僕は、そこに書いてあるような熱とか痛みとかそれほど重篤なものはないと思うんですけれど、それでも数日、長いと1週間ぐらいという事で、やはりデリケートな時期に躊躇してしまう方もいるのはやむを得ないというか・・・僕としては打ってほしいんですけれども、気持ちは分かります。

 

(羽鳥アナ) さらに、代表が決まっている人もいま悩んでいる。その中で、代表がまだ決まっていない種目があるということです。

昨日から代表選手に接種が始まりました。3週間空けると言われているので、2回目の接種は22日じゃないかなということで、まず、選手団の話によると、「もうちょっと前の可能性もあるよ」なんていうところもあるので「?」にしていますけれども、1回目が昨日から始まりましたが、体操は今度の土日(5日・6日)で代表が決まります。

さらに、陸上は、来週の土日(12日・13日)と、その後、24日~27日、ここで決まるということになってきます。なので、1回目、ここで体操の人が打つかどうかは分かりませんけれども、多分陸上だったら、1回目打って、2回目の直後に大事な大会が始まる。じゃあ、いつ打つんだ?打たないのか?という、ここの選手の判断が非常に難しくなっている。

 

最終選考 体操・陸上の選手というのは、体操は内村選手、白井選手。陸上は、霧生選手、ケンブリッジ選手、そして日本記録を持っていますサニーブラウン選手という人たちが、ここにかかってくるということです。

 

まだ決まっていない大事な時期。こういう人たちは、いつ接種するのか?

増田明美さんです。

 陸上は代表決定後におそらく接種する

 選手・監督たちは感染リスクを考えて接種には前向きです

 ただ、直前の接種による副反応で体調を崩すことを考えると

 6月後半に代表が決まった選手の中に

 1回のみの接種で出場する選手も出てくるだろう

ということです。

 

陸上だったら、最終的には、6月24日~27日で決まります。ワクチン接種は、1回目から3週間後に2回目という事なので、そうすると、選考大会の2日前ぐらいに2回目の接種ということになると、2回目の副反応が強いと体調に影響するので、選考大会の前には打ちたくないな。

じゃあ、1回目だけで行くか、ということになります。選考大会から3週間後にはオリンピックが開幕します。

 

1回目だけで行った場合というのは、渋谷先生、これ、どんな感じでしょう。

 

(渋谷先生) そうですね。1回目だけですと、ある意味、感染予防効果とか、かかった時の重症化リスクというのは、2回目よりもはるかに低いので、そもそも想定しているワクチンによって感染予防っていうような方程式がなかなか成り立ちにくいので、やはり2回打つっていうのは原則だと思いますけどね。

 

(羽鳥アナ) はい。宮下さん、そのいつ打つんだろうか?種目によって、特に陸上・体操、決まっていない方はすごく悩んでいる。プラス、世の中でやっていいのかどうか?っていう議論もある。やるんだったら、どうやるんだという議論もある。本当選手が精神的に大変だなと思います。

 

(宮下さん) そうですね。自分が安心安全で出るためには、やはり2回打った方がいいという思いもありながら、この一瞬に駆けてきている中で言うと、そのパフォーマンスというのは、本当にちょっとの狂いで体操であったら怪我にもつながるというところもありますので、自分の意思をしっかり持ってほしいなと。後で後悔して、誰かに言われたからというのではなくて、いろんな事を想定しながら、もし2回目を打つのであれば、その副反応が出た時の練習メニューであったり、状況によってもイメージしておくのが大事だと思います。

 

(羽鳥アナ) 浜田さん、もちろん安心・安全あってのオリンピックではあるんですが、アスリートの立場だとやはり非常に複雑だと思います。

 

(浜田さん) そうですね。今回の一連のコロナ対策においては、日本の象徴する部分、「後手後手」ってよく言われますよね。政府や東京都がこれだけ五輪は中止しないと。必ず開くんだということをずっと考えていたなら、なぜ、そもそもこのワクチンの確保などについて、もっと早くに対策しておかなかったのかという事のつけが、全部アスリートの方たちに行っているのかなという感じがします。そのワクチン交渉の確保とか、ロジの整備っていうのをもっと早くにやっておかないと、結果的にアスリートの方たちを優先すれば、「なんでアスリートたちだけ優遇するのか?」という話にもなってきますし、それで結果的にこのギリギリの時期に打つという事によって、アスリートの方たちに影響が出てくる可能性もあるわけですよね。さらに、宮下さんが先ほどおっしゃっていた事でなるほどと思ったのは、仮に選手の中から感染者が出た場合に、その人がワクチンを打っていたのかどうかということが本当に大事な仲間の中で疑心暗鬼になってしまう。これが例えば、チームワークとか、本来であればオリンピックであれば主旨として、いろんな外国の選手たちと交流するということなのに、この人ワクチン打っているのかな?ということで、交流もできないし、ということで、結果に跳ね返ってくると、そこをより後悔したりとか、誰かに対して複雑な感情になってしまったり。そういう事がアスリートの方たちに重くのしかかってくるという事が、いま聞いて本当に感じました。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、どうでしょう。

 

(玉川さん) あの、一時期、優先接種でためらうんじゃないかっていう話もあったんですけど、今はもう若い人たちもですね、今月の21日から打てるって状況が整ってきて、もうそこは全然気にしないで僕は打っていただきたいと思うんですけど、だから逆に、そういうふうに整ったっていうのも、高齢者の接種にある程度めどがついてきたから若い人も打てるようになって、優先接種っていう形を気にしなくていいというふうになったって事ですよ。

ということは、やっぱり日本は2か月遅れたってことが、こういう所にも影響しているんだなと。これがもしか欧米と同じように12月から打てていれば、全然違う状況になっていたんだろうな、というふうには改めて思いますね。

 

(羽鳥アナ) はい。選手の方たちは非常に苦悩しているところが、こういったコメントからも見て取れます。

 

 

(羽鳥ア) 皆さんにご質問をいただきました。斎藤さん、お願いします。

 

Q.変異型ウイルスについて質問です。腹痛が原因で検査。感染と初めて聞きました。ウイルスが変異することで、今までのコロナとは違う症状が出てくることはあるのですか? ということです。

 

(渋谷先生) はい。あの、コロナは基本的に全身疾患ですので、腹痛などの症状から見つかるケースもありますし、これまでのようないろんな症状が出ると思います。変異株に限らず、コロナは全身疾患ですので、いろんな症状が疑わしかったら、検査というのは非常に大事だと思います。

 

Q.ワクチン接種は任意ですが、五輪代表ということで同調圧力のようなものを感じ、接種したくない選手まで受けなければならない状況になってしまいませんか? ということです。

 

(羽鳥アナ) 宮下さん、これは、先ほどの話にもつながると思いますが。

 

(宮下さん) 非常にあると思いますね。ですので、やっぱり個人の意見が尊重されるように、チーム内のミーティングでもいいですので、それぞれの仲間の決定には尊重しようというような、取り決めじゃないですけれども、みんなでしっかり周知していくってことが一つ大事かなと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。ここまでお二方にお話をお伺いいたしました。渋谷先生、ありがとうございました。

 

(渋谷先生) ありがとうございました。

 

(羽鳥アナ) 宮下さん、ありがとうございました。

 

(宮下さん) ありがとうございました。