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 ご利用者様各位

 

  平素より弊社をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

 

  この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族

  関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

 

  また、医療機関や行政機関の方々など、

  感染拡大防止に日々ご尽力されている皆様には深く感謝申し上げます。

 

  営業にあたり当店では、マスク着用・手指の消毒・体温計測・消毒の徹底等の

  感染予防に最大限取り組みながら、
  お客様に安心してご利用いただけるよう運営に努めてまいります。

 

  一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、
  皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

令和2年6月19日 渡邊 文子 

 

 

 

「飲酒ある会食2回以上」で感染リスク約5倍  感染研

朝日新聞アピタルより抜粋

2021年7月9日 10時00分

 国立感染症研究所は、飲酒をする会食を2週間以内に2回以上した場合、会食を0~1回する場合よりも、5倍近く新型コロナウイルスに感染しやすくなるという調査結果をまとめた。飲酒を伴う会食は、感染のリスクが高いということを改めて確認した。

 

 都内2医療機関の発熱外来を訪れ、検査をした284人にアンケートをして調べた。

 解析結果では、過去2週間以内に「飲酒のある3人以上の会食2回以上」は「3人以上の会食0回~1回」よりも4・94倍感染しやすかった。

逆に、1人での外食やテイクアウトでは、2回以上でも感染しやすさは増えなかった。

「換気の悪い場所にいた」「大人数や長時間の飲食をした」人は感染しやすい傾向があることもわかった。

 今回の調査はサンプル数が少なく、「暫定的な解析結果」としている。感染研の鈴木基・感染症疫学センター長は会見で「以前からリスク因子とされた会食について、中でも飲酒を伴う方が、感染リスクが高いと確認された」と話している。調査結果は厚生労働省の専門家組織の会合で7日に示した。(市野塊)

 

 

 コロナ禍の熱中症対策 湿度が重要、暑さ指数を参考に 

朝日新聞アピタルより抜粋

2021年7月10日 9時00分

 7月に入ると本格的な夏がやってくる。このところ、毎年のように各地で観測史上最高の暑さを記録したというニュースを聞く。本当に今年が1番暑い夏なのかはともかく、今は新型コロナウイルスの流行でまだマスクは手放せそうにない。熱中症対策はどうすればいいのだろう。

 本当に近年暑くなっているのか、まずは気象庁のデータで確認してみた。今から140年前の1881年8月、東京の最高気温の平均は何度だろうか。

 答えは31。前後の年の8月と比べると、この年は少し高かったようだ。1920年ごろまで、8月の最高気温の平均が30度になることは少なかったが、その後は30度を超える年がだんだん増え、2000年以降は記録的な冷夏だった03年以外は30度超えが続き、20年は34・1度に達し、記録上は暑くなっているようだ。今と140年前のデータを単純に比べることについて、「1日あたりの観測回数は違うが、専門的に解析しない限りは比べても問題ない」(気象庁の担当者)という。この近年の猛暑で、「熱中症」という言葉は広く知られるようになった。

 熱中症の基準は、気温だけでは決まらない。国は「暑さ指数(WBGT)」を取り入れている。最高気温が同じでも、湿度が高い日のほうが救急搬送される人は多い。暑さ指数は気温や湿度、周囲の熱環境を考慮した指標で、28以上になると熱中症で搬送される人が増え、31以上だと運動は原則中止だ。

 

 今年4月、「熱中症警戒アラート」が全国で始まった。

熱中症の危険が高いと予想される日の前日夕方や当日朝に発表される。

この指標を参考にして、昼間の外出をするかを判断するといい。

 

 熱中症にならないためには、1日あたり1・2リットルの水分をとり、早めに冷房を使う

暑くなり始めの時期から適度に運動をして暑さに備えることもおすすめだ

 

 新型コロナのワクチン接種は広く打ち終えるまで時間がかかるので、マスクはまだ欠かせない。

 

埼玉県が昨年8月、30歳前後の男性がマスクをしたまま運動をする実験をしたところ、マスクの有無で心拍には大きな差がなかったが、マスク部分の表面温度は顔の他の部分より3度高くなって、参加者は明らかに不快と感じたという。

 

環境省などは、屋外で他の人と2メートル以上離れている場合は、マスクをはずすことを推奨している。

 

 熱中症にかかったとき、救急車を呼ぶ基準にも気をつけたい。

総務省の統計によると、6~9月の熱中症による全国の救急搬送者は、18年は約9万3千人、19年は約6万7千人、20年は約6万5千人。厚生労働省によると、熱中症による死者数は18年が約1500人、19年は約1200人に上る。

 熱中症に詳しい帝京大の三宅康史・高度救命センター長は「市民の熱中症に対する意識が高まっているのは良いことだが、軽症で救急搬送されてくる人が増えている」と話す。

 

① 意識に異常がみられるならすぐに救急車を呼ぶ。

② 意識があるなら、まず水分を自力で飲ませる。

三宅さんは「自力で飲めないときや飲めるのに良くならないときは、医療機関に連れていくが、場合によっては自家用車を使ってほしい」

 

 今年の暑さはどうだろう。民間気象情報会社「ウェザーニューズ」が6月に発表した予想によると、二つの高気圧が重なる時期には猛暑となり、東日本と近畿地方は平年よりやや高く、その他の地域でも平年並みかやや高めという。(後藤一也)

 

  4度目の宣言、東京の医療現場は今 「若くても重症化」

朝日新聞アピタルより抜粋

2021年7月8日 15時00分

 新型コロナウイルスの感染が再び広がる中で、五輪会場に観客を入れようとする政府のよりどころが「医療は逼迫(ひっぱく)していない」ことだった。重症者用の病床使用率は6日時点で39%と「ステージ3」にとどまってはいる。4度目の緊急事態宣言が出ることになった東京都の医療はどのような状況にあるのか。

 

 中等症から重症の患者のために33床がある東京医科歯科大病院(東京都文京区)では6日時点で、10人が入院中。50代が中心だといい、病院長補佐の具芳明(ぐよしあき)教授は「第3波では70代が中心だったが、重症化する高齢者は明らかに減った。ワクチンの接種が進んだ効果を肌で感じる」と話す。

 都によると、第3波に見舞われていた2月1日には、都内の入院患者約2900人のうち、60代以上が7割を占めた。6月30日時点では約1500人が入院しているが、60代以上は3割に減っている。重症者は7月6日時点で63人だが、40、50代が目立ち、第4波並みの水準という。

 具さんによると、患者の年齢が下がったことで、重症から回復する時間は短くなり、「病床の目詰まり」は起きにくくなったという。

 ただ、「感染者が大きく増えれば、若くても一部の人は重症化し、病床は埋まってしまう」と警戒する。

 感染対策への意識が薄れて街の人出は増え、入院患者の数は下げ止まっている。インドなどで見つかった変異型ウイルス(デルタ株)の広がりが感染状況をさらに悪化させる懸念があり、3人の患者がすでに入院している。

 

 東京全体でみても、緊急事態宣言が解除されてから1週間で入院患者は250人ほど増えている

 具さんは、急速に病床が埋まれば患者の受け入れができなくなることから、感染が広がるスピードをどれだけ緩やかにできるかが重要だと考えてきた。

 

 ワクチンには供給不安も起きている。具さんは「不安要因が重なっており、緊急事態宣言が早めに出されることは評価できる。感染を抑えることが期待でき、医療の逼迫につながるリスクを下げることができる」と話す。(枝松佑樹、石塚広志)

 

新型コロナ関連

「しゃべる」「くしゃみ」「せき」に注意 感染防ぐ肝は

聞き手・長崎緑子

2021年5月14日 9時00分

【島根】新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」で、山陰両県でも変異株が出現している。

ウイルスを恐れすぎず、正しく感染対策をしていくにはどうしたらいいのか。

 

感染が広がる仕組みと予防策について、景山誠二・鳥取大学医学部医学科感染制御学講座ウイルス学分野教授に聞いた。

 

 世間には、パンについたカビや食品を腐らせるバクテリアのように、

ウイルスがどこでも増えるという誤解があるように思う。

 ウイルスは、生き物の体内の細胞にくっついて細胞の中に入り込み、

 その細胞内でしか増えられない

という基本を押さえて欲しい。

 

では、新型コロナウイルスは、どのように感染を広げるか。

 

感染した人の体内で細胞への感染を繰り返し、感染の繰り返しで増えたウイルスが、

つばとともに体外へ出ていくことでおこる「飛沫(ひまつ)感染」が主な感染経路となる。

飛沫がどこから出るかというと、鼻というより口だ。

 

 主に「しゃべる」「くしゃみ」「せき」の三つのどれかで

 ウイルスを包んだ飛沫が口から外に飛び、他人の鼻や口から入り込めば感染する

 

いったんウイルスに感染すると、感染者の体内では、鼻の奥、のどの奥、気管支、肺へと、

ウイルスは細胞内で増えてはまた別の細胞に感染することを繰り返し、体内に深く進む。

 

厄介なのは、

 肺の中で酸素と二酸化炭素の交換の場となる「肺胞」でウイルスが一気に広がり、

 感染者の一部で急に重篤な肺炎症状を示すことだ。

 

現在は感染の有無のみを調べている検査でも、ある程度ウイルス量を把握できる。検査でウイルス量を測る体制がとれれば、重症化リスクが高いと予測できるウイルス量が多い患者を見つけられるのではないかと思う。

 

新型コロナウイルスは、

 感染者の血液中にウイルスがでて血管内皮細胞にくっつくことも分かっている。

 

血液にのって全身に流れる中で、呼吸器系に限らず、

ウイルスに抵抗する免疫反応が過剰に反応してしまった場所でさまざまな不調をきたしてしまう。

血栓症にも関わっているだろう。 現在、感染力が高い変異株が恐れられている。

 

新型コロナウイルスは変異しやすいとされるが、それは感染が膨大に繰り返される中で生じるもの

感染者数のすくない山陰で「鳥取株」や「島根株」が生じることはまずありえない。

 

主な感染経路が飛沫感染ということを考えれば、これまで通り、

 距離を2メートルほどとることやマスクの着用など、

 人との接触をなるべく減らすことで感染予防できる。

 

 変異株は「細胞にくっついて感染しやすいから増えやすい」のであって、

 「変異株だからより遠くへ飛んでいく」なんてことはない。

 

接触感染を心配するむきもあるが、

手洗い、それも口や鼻に触れる可能性の高い指先をしっかりと洗うことで十分防げる。

 

山陰両県は、大都市との距離がある程度とれていることや、

順法精神のある県民性のためか、感染者数は抑えられている。

変異株だからと特別なことをする必要はなく、これまで通りの感染予防対策をとって欲しい。

(聞き手・長崎緑子)

 

 

しゃべりにマスク必要なわけ マイクロ飛沫の生まれ方

朝日デジタルより抜粋

竹野内崇宏

2021年5月5日 16時00分

 

新型コロナウイルスは

 なぜ、無症状の感染者がしゃべるだけで感染が広がるのか

 インフルエンザのようにくしゃみやせきで広がるだけでなく、ウイルスを含んだ細かな飛沫(ひまつ)が会話するだけで飛び散るからだと考えられ、対策としてマスクが重要とされている。この飛沫はそもそも、どこでどうやって生まれるのだろうか。

 会食の席でマスクを外して会話を楽しむことが、感染の原因になっている。厚生労働省の職員23人が3月24日に東京・銀座で深夜まで送別会を開き、後に複数の感染者が確認された。参加者はマスクを外したままだったという。送別会の席で、目に見えないほど小さい飛沫が漂い、その中に含まれていたウイルスによって感染した可能性がある。

 

 シャボン玉みたいに、はじけてできる? 

この飛沫はどうやって生じるのか。

 新型コロナでの研究は途中だが、コロナウイルスの仲間が引き起こす病気の研究で、その仕組みが明らかになっている。2002~03年に猛威をふるったSARS(サーズ)(重症急性呼吸症候群)だ。

 豪クイーンズランド工科大学の研究者らは、実験参加者に息を止めたり、深く呼吸したりしてもらって観察した成果を09年、呼吸研究の専門誌に報告している(https://doi.org/10.1089/jamp.2008.0720 )。

 報告によると、専門家は「シャボン玉のように体内で泡がはじける仕組み」を推定している。

 

 飛沫の発生源となる泡は、口や鼻から吸い込んだ息を肺に届ける「管」の中で発生していると考えられている。

気管が枝分かれした細気管支(さいきかんし)と呼ばれる細い管が呼吸とともに収縮したり拡張したりする時に、粘膜の表面にできた泡や、管をふさいだ粘液の膜がシャボン玉のようにはじけ、小さな飛沫ができるという。

 

 感染症に詳しい近畿大学の宮澤正顯(まさあき)教授(ウイルス感染免疫学)によると、こうした仕組みで発生した小さな飛沫による感染は、新型コロナでも起きていると考えられている。

 

 「普段の呼吸でも、気管支の細い枝には高速で空気が流れ、表面の粘液が波立ったり、泡がはじけたりして小さな飛沫ができる。新型コロナ感染者の粘液にはウイルス粒子が含まれているので、小さな飛沫に乗ってウイルスが体外に運ばれる」

 宮澤さんらは、この小さな粒を「マイクロ飛沫」と呼んでいる。せきやくしゃみで発生する大きな飛沫が直径0・02~0・05ミリほどなのに対し、マイクロ飛沫の直径はおよそ10分の1。軽いため、空気の流れに乗って一定時間空中を漂う。

 

 こうした飛沫は「エアロゾル」とも呼ばれ、世界保健機関(WHO)は新型コロナについて、大きな飛沫による「飛沫感染」に加え、エアロゾルを吸い込むことによる感染も起きると認めている。

 

「大声出すほど増える」報告も 

では、なぜ泡がはじけるときに飛沫ができるのか。

 新型コロナ研究とは別だが、東京都立大学の栗田玲教授(ソフトマター物理学)らが詳しく調べた論文が2月、国際専門誌に掲載された(https://doi.org/10.1039/D0SM02153A)。

 

 栗田さんらは、せっけん液のように泡立ちやすくなる液体をつくり、高速度カメラで泡がはじける様子を詳しく調べた。薬品の飛散によるやけど防止などに役立てるのが狙いだ。

 大きさ1~2ミリの泡に、針で突くなどの衝撃を与えて穴を開けると、液体が表面積を小さくしようとする「表面張力」によって、カメラでも捉えられないほど高速で膜が縮む様子が観察できた。縮んだ膜は時々ちぎれながら水滴(飛沫)となった。この水滴が近くの泡を次々に破り、無数の飛沫が飛び散ったという。

 栗田さんは「体液にはたんぱく質などが含まれるため、せっけん液のように泡ができやすくなっていると考えられる。体内でも小さな泡が破裂し、小さな飛沫が生成されている可能性がある」と話す。

 近畿大の宮澤さんら感染症の専門家も、細気管支などで破裂した泡のしぶきが人の吐く息の流れに乗り、体外に出ていることが新型コロナ拡大の一因とみている。

 

 他にも、大声で話すほど吐き出される小さな飛沫が増えるという米国の研究者らの報告もある(https://doi.org/10.1038/s41598-019-38808-z)。

 

 宮澤さんは「声を出せば気管や気管支内の空気が動いたり止まったりを繰り返す。気管支の奥では、振動で水滴を飛ばす超音波加湿器のように飛沫がたくさん出ると話す。

 

 会話やせきによって口から出た小さな飛沫がどのように漂って広がるかは、理化学研究所などのチームがスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を用いたシミュレーションで研究している。

 

 通常の会話でも1分間に9千個 

 通常の会話でも、1分間で口からは9千個程度の飛沫が出る。会話も2~3分続ければ、せき1回の飛沫に匹敵する計算だ。小さな飛沫は空気の流れに乗り、10分間以上漂う。

 富岳では、こうした飛沫を吸い込まない対策としてのマスクの効果も計算している。不織布マスクをつけると、マスクと鼻の間などに隙間があるため、小さい飛沫は一部吸い込むが、着けない場合に比べて吸い込む飛沫の個数は全体で3分の1に減らせる。

 

 「目には見えないが、人間の周りには普段から、会話や呼吸で吐き出されたマイクロ飛沫が霧のように漂っている」――。近畿大の宮澤さんはそう解説する。「そしてマイクロ飛沫が他の人を感染させる主要な経路かどうかが、新型コロナと、インフルエンザの大きな違いだ」とも話す。

 

 インフルエンザの場合、ウイルスはのどや鼻の細胞で主に増え、普段健康な人では肺まで到達しづらい。ウイルスを含む飛沫ができる場所ものどや鼻で、せきやくしゃみでできる比較的大きな飛沫が感染の原因となる。

 

 一方、新型コロナは小さな飛沫に乗って漂い、健康な人でも吸い込むと肺の奥深くの細胞が感染する。

肺は少数の細胞が感染しても症状が出づらく「無症状」となりやすい。

 

 こうした無症状患者の肺や気管の奥で粘液の膜がはじけることで、ウイルスを含んだ小さな飛沫が再び体外に出て感染を広げる。

 宮澤さんによると、マイクロ飛沫による新型コロナ感染を示す事例として、米国のコロナ患者が入院する病室内で、直接せきやくしゃみが飛んでこない2~4・8m離れた地点で感染力のあるウイルスが見つかったとの論文がある(https://doi.org/10.1016/j.ijid.2020.09.025)。

 

 ニュージーランドの検疫施設で感染が広がった事例でも、隣接する部屋で感染した人同士が直接顔を合わせず、2部屋のドアが連続して開いたことがあっただけだとして、マイクロ飛沫による感染としか説明できないとされているという(https://doi.org/10.3201/eid2705.210514)。

 

 呼吸だけでも「感染ありうる」

新型コロナの場合、会話すらなく、呼吸だけでの感染もありうるのだろうか。

 宮澤さんによれば、呼吸で吐き出すマイクロ飛沫の量は、

舌や声帯の動きを伴う会話時に比べると10分の1程度と考えられているが、「常に主要な感染経路ではなくても、換気の悪い部屋に長時間いれば呼吸だけでの感染はありうる特に就寝時には窓を閉め密閉空間が続く。同じ部屋で寝ることが家庭内感染の一因となっているのでは」と話す。

 

では、どう対策をとればいいだろう。

 宮澤さんはマスクの正しい着用と十分な換気が重要だと話す。

マスクを外しやすく、換気の悪い飲食店などでは、マイクロ飛沫による感染が起きやすくなる

 

 中国・広州で昨年1月、窓のないレストランで食事をした10人が感染した事例が米国疾病対策センター(CDC)の専門誌に報告された(https://doi.org/10.3201/eid2611.203774)。

 最初に症状を訴えた人と同じテーブルと、両隣のテーブルの人たちが感染した。いずれもエアコンの気流に沿う位置に座っており、空気と飛沫の流れが影響したとみられている。

 

 宮澤さんは

肺から出るマイクロ飛沫は小さなアクリル板や『咳エチケット』では防げない。

 不織布マスクをほおに密着させ、

 2方向以上の窓や扉を開けて空気の流れを作って、

 漂う飛沫の濃度を下げることが大切だと話す。

(竹野内崇宏)

 

 

日常生活の注意点

感染リスクが高まる「5つの場面」とは?

 政府の分科会は、感染拡大を防ぐために、感染リスクが高まる「5つの場面」を避けるよう呼び掛けています。

 

冬の感染対策で気をつけることは?

 気温が低下すると、屋内での換気が不十分になり、感染が広がりやすくなります。密閉した換気の悪い空間では、「30分に1回以上、数分間程度、窓を全開にする」など、冬でもこまめに換気するようにしましょう。

感染した環境が屋内と屋外のどちらが多いのかを複数の研究から解析した結果、新型コロナは屋外での感染は10%未満であり、屋内の方が屋外よりも18.7倍高かった、とする報告があります。

症状がなくても他人に感染させることはある?

 新型コロナで注意すべき点の一つは、自分が感染していることに気づかないうちに他者にウイルスを移してしまう危険性があることです。とくに発症する2日前から1週間が感染力の強い期間と見られているため、自分も感染しているかもしれないという意識を持って行動しましょう。

 

もし発熱したら?救急医療体制は厳しい状況、コロナ含め相談先の確認を!

薬師寺泰匡|救急科専門医/薬師寺慈恵病院 副院長より抜粋

12/28(月) 18:00

 COVID-19に振り回された一年となりましたが、まだ終息とは程遠い状況にあります。医療の面では各地で病床は逼迫しており、日常診療に制限がかかり、救急医療体制の維持が精一杯という状況が続いています。救急医の立場から、気をつけるべき点について書こうと思います。

 

ポイント

・相談先の確保について

・救急医療の状況について

・感染症予防について

・感染症以外のリスクについて

・遠方へ移動する際の注意

 

相談先を確認しよう

 現在、コロナ感染が疑われる場合、かかりつけ医に相談することになっています。

都道府県単位で新型コロナ相談センターなどを立ち上げておりますが、「体調不良の場合は、やはり普段の健康管理をしている主治医に相談するのが適切という考えに基づいていると受け止めています。

 COVID-19は、基礎疾患がある方で重症になりやすいことがわかっており、また発熱したからといって、それがすぐにCOVID-19を意味するわけではありません。普段の健康状態や、生活状況、感染症の流行状況と、その時の症状から、COVID-19を含めた種々の疾患の診断につなげていく必要があります。

しかし、年末年始は多くの病院、診療所が一般診療をしていないはずです。

体がしんどくなった時に、相談先に困る事態が生じるかもしれません。

そもそもかかりつけ医がいない人は尚更です。もしもの時、どこに相談したら良いかは確認しておく必要があります。

 

 新型コロナが心配であれば、都道府県の相談センターに連絡するか、救急診療をやっている病院が近隣にあれば電話で相談をしてみてください。

また、救急相談センター(#7119)を利用可能な都道府県では、急な体調不良の際に積極的に利用いただければと思います。

かかりつけの医療機関を持っている人は、必ず年末年始に体調が悪くなったときにどうしたら良いかを確認しておきましょう。喘息やけいれんなど、発作を起こす疾患を持つ人は特にお願いいたします。

 

救急医療の状況は?

 多くの医療機関で一般診療がお休みになる中、年末年始も救急診療は様々な形で行われます。もともと24時間365日体制で救急医療を提供している救命救急センターやそれに準ずる施設、もしくは当番制で救急診療する医療機関群で、急な疾病や外傷患者さんの診療を担保できるように体制を整えていると思います。しかし、いざと言う時にこれらの医療機関に相談すれば万事解決するかと言ったら、現状それが厳しい話になってきています。

例年この時期はインフルエンザ感染がピークを迎え、重症インフルエンザ感染患者さんがICU(集中治療室)に入っており、インフルエンザからの二次感染や、他の感染症による敗血症患者さん、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞や大動脈解離といった血管性病変の患者さんもICUで対応しております。

今年はインフルエンザが流行していませんが、多くの地域でこれまでの重症インフルエンザ患者さんとは比較にならない数の重症COVID-19患者さんが入院しており、病床のやりくりが困難な状況になっています。

 

 ニュースで出てくるコロナ病床利用率に余裕が見えるところもありますが、あの数字は現場の状況をしっかり反映しているとは言えないものになっています。

 例えば、10床の病床に2床コロナ病床を追加しているのではなく、10床のうちの2床をコロナのために割いているというのが現状です。通常では9床までならある程度ゆとりある対応ができていたものが、7床まで患者さんが入った時点で満床に近い雰囲気が漂い始めます。

 こうして比較的大規模な病院の病棟運用や救急対応が逼迫しはじめると、地域の中小病院や診療所で急病や傷害に対応しなければならないことも増えていきます。実際、救急要請しても搬送先がなかなか決まらず、方々に電話をかけて何軒目かでようやく搬送先決定ということや、遠方への搬送ということも多々起こっています。これまでにもなかったわけではありませんが、現場の肌感覚としては搬送困難例が増加してきています。

 

今日からできることを3点お願いします。

COVID-19をはじめとした感染症対策

 耳にタコができるくらい言われていると思うのですが、感染症対策を改めて心に止めてほしいと願っています。今年インフルエンザが流行していないのは、みなさまの感染予防策(手洗いやマスク)が功を奏しているものと考えられます。無防備な状態での多人数への接触をなるべく避けてお過ごしいただければと思います。年越しイベントや初詣、帰省の際の混み合う交通機関は要注意です。

私は帰省をやめろとまでは言いません。やめた方がいいですが、来年まで待てない事情がある人もいるかもしれませんし、行く後悔もあれば行かない後悔もあります。ただ、帰省はできる限り安全にしていただければと思います。ポイントは潜伏期間です。COVID-19の潜伏期間は数日〜14日(多くが5日程度)と考えられています。今日から帰省しようと考えている方も多いかもしれませんが、過去14日間の行動を振り返り、感染の可能性が高い行為をしていなかったか考えてみてください(マスクなしでの会話、会食など)。もしそうであれば、自分は感染者であると思って過ごしていただければ、帰省先の人を守れるかもしれません。家の中でもマスクと手洗いを徹底する様に心がけていただければと思います。

 

冬ならではの事故に改めて注意

 年末年始、例年モチ関連の事故、入浴関連の事故、飲酒関連の事故、慣れないレジャーでの事故の対応をしてきました。実際問題、12月と1月は例年救急搬送が増える傾向にあります。

 高齢者はモチの誤嚥に注意をいただきたいのですが、若者でも、モチを食べすぎて腸が詰まることがあります。どこにも行けないし食べることしかない!となるかもしれませんが、多量のモチを摂取するのは避けましょう。

飲酒については、今更啓発するのもという感じではあるのですが、夜通し年越しイベントに参加してひたすら飲酒して元旦に急性アルコール中毒というパターンや、親戚や家族で朝から飲んでいて午後にはグロッキーというパターンなど、様々な様相を呈しております。必要以上にお酒を勧めあったりせず、楽しめる範囲で飲んでいただければと思います。何事も程よく

 入院関連の事故はピンとこないかもしれませんが、冬になると、脱衣所と浴室の温度変化から体調不良となったり、熱い湯に長く浸かることで熱中症の様になったり、浴槽で意識を失いそのまま溺水するという事故が多発します。酒を飲みながらの入浴や、飲酒後の入浴では脱水気味になるので、特に注意が必要です。長風呂してるな、と思ったら、様子を見に行ってください。

レジャーについては、外傷のハイリスクです。なかなか普段家族で過ごす機会も少なく、みんなで楽しみたい気持ちが大きくなるものですが、慣れないスポーツをしたり、普段いかないところに行ったり(山とか谷とか)ということには慎重になってください。外に出るならば準備運動をしっかり行い、そもそも危険な行為に走らないようによろしくお願いいたします。

 

移動先の医療状況をチェック

 遠方に移動する方は、ぜひ移動先の医療状況を確認しておきましょう。移動後に体調を崩すこともあるかもしれません。そんなとき、どこに相談すれば良いかと言う点を明確にしておいてください。焦らなくて済みます。

 

 COVID-19であれば、行政が相談窓口を開いている場合が多いと思いますが、24時間やっていないかもしれませんので、時間帯もかならずチェックしておいてください。○○県 休日夜間診療」や「○○県 救急外来」などとネット検索すれば、各地の医療体制が調べられると思います。

 24時間体制でER診療をしている医療機関もあれば、輪番制当番制をしいて日替わりで救急医療を担保している地域もあるので、ぜひ移動前に調査をお願いいたします。

 

 受診先が限られる場合、多数の患者さんがひしめき合っているという状況も想定されますし、距離の離れた医療機関を受診しなくてはならないかもしれない点は注意が必要です。また、病床が逼迫している場合、入院が必要となった場合に思いも寄らない遠方に入院となる場合もあり得ますので、ある程度の覚悟をしておいた方が良いかもしれません。

 検査に関しても、年末年始は検査会社も通常通りの運営ではなく、時短営業をしていたりお休みをしていたりという場合もあります。ですので、「コロナが心配なので今すぐPCR検査して欲しい」という要求には応えられないことも多いと思います。

 

 「明日家に帰るので、念のためにPCR検査をしておいて欲しい」という様な要求は、移動先の医療機関の負担にしかならないので、遠慮していただければ幸いです。

 

 自分の体の状態に素直になっていただき、体調が悪い場合は、それをそのままお伝えいただければ、適切な医療につながると思います。

 移動時は「保険証」のほか、「お薬手帳」や、必要であれば「かかりつけ医の紹介状」などを持ち合わせていただけると、いざと言う時にスムーズな診療につながると思われます

 

最後に

今回の年末年始は、誰も経験したことのない、未曾有の事態の中での出来事となります。感染予防は自分を守ることになるほか、隣人や社会を守ることにつながります。そして、防げる事故を防ぐことも、同様に自分だけでなく、隣人や社会を守ることにつながります。一緒に命を守りましょう。良いお年をお迎えください。

 

コロナ、家族にうつさないポイント

朝日新聞アピタルより抜粋 2020年12月29日

杉浦奈実 田村建二 辻外記子 瀬川茂子

 

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないなか、年末年始を迎えます。感染を防ぐためにどう心がけたらいいのか、感染が疑われたとき、周囲に広げないためにどう過ごすべきか、ポイントをまとめました。

予防で最も気をつけるべきなのは

 例年であれば、年末年始は親しい人と集まって食事することが多い時期だ。しかし、会食は、新型コロナウイルスに感染するリスクが最も高い場面の一つだ。

 マスクを外して食事をしながら会話することで、口からのしぶき(飛沫(ひまつ))に含まれるウイルスが伝わるケースが、代表的なパターンだとわかってきた。

 米疾病対策センターは、ウイルスがついたものを触ることによる「接触感染」よりも、飛沫による感染のほうが重要だという見方を示している。

 政府が年末年始に注意を呼びかける「感染リスクが高まる5つの場面」でも、「飲酒を伴う懇親会」「大人数や長時間の飲食」「マスクなしでの会話」が挙げられている。いずれも、会食に関わる項目だ。

 久留米大学医学部感染制御学講座の渡邊浩主任教授は「今や全国どこでも感染の発生がない所はない。会食は少人数であってもしないほうがいい。なるべく人と会わないことだ」と指摘する。初売りや初詣など、人が集まる場所も避けるべきだという。

 それでももし、会食をするのなら、なるべくリスクを下げるため、細心の注意を払う必要がある。

 政府の新型コロナ対策分科会は、会食について少人数・短時間▽なるべく普段一緒にいる人と▽箸やコップは使い回さない▽席の配置は斜め向かいに▽体調が悪い人は参加しない――などと注意を呼びかける。

 韓国では最近、飲食店内で6・5メートル離れた席にいて互いに交流がなく、滞在時刻も5分間しか重ならなかった人のあいだでウイルスが伝わったとみられるケースが報告された。

 サイズの大きな飛沫の多くは2メートルほど離れれば床に落ちるとされているが、さらに飛沫が小さい粒子になると、しばらく空気中を漂い続ける可能性が指摘されている。店内の換気が不十分ななか、エアコンからの風に乗ってウイルスが運ばれたらしい。このため、換気をしっかりするのも重要だ。

 近畿大学医学部の東賢一准教授(衛生学)は、「換気は夏と同じように継続した方が良いが、室温は18度以上に保つことを心がけてほしい」と話す。

 

 18度以下では、特に高齢者で血圧が上がり、心臓や脳血管の病気を起こす危険性が高まるためだ。感染症に気をつけても、他の病気が増えてしまっては良くない。

 東さんによると、大型商業施設や公共施設では、法律などで決められた換気量を確保できるよう設計されているため「必要以上に窓をあける必要はない」。ただし、集まる人が多くなれば必要な換気量に届かなくなる可能性もある。

 部屋の中の人数にもよるが、窓を開ける場合は、1時間に2回、数分開けるとよい。開ける幅は10センチ程度でもよく、常時1~2センチ開けておくのも効果がある。対角線上を開けるのが望ましいが、難しい場合は一方向でも開けておくとよいという。

 家庭では、室内の換気対策より、ウイルスを外から持ち込まないことがまず大切になる。大きく窓を開けると一気に室温が下がってしまうこともあり、必ずしも窓開けでの換気は、必要はないという。親戚などが集まって過ごすといった場合には、積極的に換気してほしいという。

 湿度にも気をつけたい。空気が乾燥する冬は、飛沫が遠くまで漂いやすい。理化学研究所などのチームがスーパーコンピューター「富岳」を使い、せきのしぶきの広がり方を計算すると、湿度30%の場合は90%に比べて、1・8メートル先の人に到達する飛沫の数は約3倍という結果が出た。

 政府は、寒い場所での換気の注意点として加湿器を使ったり、洗濯物を室内干ししたりすることを挙げ「適度な保湿」を呼びかけている。湿度40%以上が目安だ。(杉浦奈実)

 

 

新型コロナウイルス対策

       (参考文献)森功次他:感染症学雑誌.80:496-500(2006)  

 

 

感染症の基本

(国立国際医療研究センター病院より抜粋)

2018年11月

細菌とは

 目で見ることはできない小さな生物です。一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。

 ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。

 抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は細菌を退治するための薬です。

 抗菌薬が効かないもしくは効きにくくなった細菌のことを薬剤耐性菌といいます。これまでなら効くはずの抗菌薬が効かなくなると、感染症の治療が難しくなるだけでなく、手術の時や抗がん剤治療で免疫が低下したときの感染予防など、さまざまな医療が困難になります。

 

ウイルスとは

 細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。

 ヒトに病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが知られています。風邪(普通感冒)はさまざまなウイルスが原因となります。

 ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は効きません。抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。

 

  細菌とウイルス:大きさの違い(イメージ)

 

 

政府が示した「新しい生活様式」を改めて取り上げます。どう実践していけばいいのでしょうか。家庭や職場での「新しい生活様式」について厚生労働省HPより抜粋いたします。

 

 

新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が公表されました。

<新しい生活様式>

5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージいただけるよう、今後、日常生活の中で取り入れていただきたい実践例が示されています。

 

<専門家会議の提言> 
5月1日の提言では、感染の状況は地域において異なっているため、
1.感染の状況が厳しい地域では、新規感染者数が一定水準まで低減するまでは、医療崩壊を防ぎ、市民の生命を守るため、引き続き、基本的には、「徹底した行動変容の要請」が必要となる。
2.一方で、新規感染者数が限定的となり、対策の強度を一定程度緩められるようになった地域(以下「新規感染者数が限定的となった地域」という。)であっても、再度感染が拡大する可能性があり、長丁場に備え、感染拡大を予防する新しい生活様式に移行していく必要がある。
と指摘がありました。


専門家会議では、これまでも、感染拡大を食い止めるために徹底した「行動変容」の重要性を訴え、手洗いや身体的距離確保といった基本的な感染対策の実施、3つの密を徹底的に避けること、人との接触を8割減らす10のポイントなどの提案を重ねて呼びかけてきました。

 
5月4日の提言では、5月1日の提言も踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を整理しています。
新型コロナウイルスの出現に伴い、飛沫感染や接触感染、さらには近距離での会話への対策 をこれまで以上に取り入れた生活様式を 実践していく 必要があります。これは、従来の生活では考慮しなかったような場においても感染予防のために行うものです。
新型コロナウイルス感染症は、無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があります。新型コロナウイルス感染症対策には、自らを感染から守るだけでなく、自らが周囲に感染を拡大させないことが不可欠です。そのためには一人ひとりの心がけが何より重要です。

具体的には、人と身体的距離をとることによる接触を減らすこと、マスクをすること、手洗いをすることが重要です。市民 お一人おひとりが、日常生活の中で「新しい生活様式」を心がけていただくことで、新型コロナウイルス感染症をはじめとする各種の感染症の拡大を防ぐことができ、ご自身のみならず、大事な家族や友人、隣人の命を守ることにつながるものと考えます。
 

自分のため、みんなのため、そして大切な人のため。私たち一人ひとりが、できることをしっかりやっていく。それが私たちの未来を作ります。


お願い1:外出はできるだけひかえてください。

やむを得ず外出する場合には、
マスクを着用していただくようお願いします。




 

お願い2:「三密」(密集、密閉、密接)を避けましょう。

集団感染は、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」という共通点があります。

 できるだけ、そのような場所に行くことを避けていただき、やむを得ない場合には、マスクをするとともに、換気を心がけていただく、大声で話さない、相手と手が触れ合う距離での会話は避ける、といったことに心がけてください。

お願い3:咳エチケット(咳やくしゃみをする際、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえること)や手洗いをお願いします。

新型コロナウイルス感染症は、罹患しても約8割は軽症で経過し、治癒する例が多いことが報告されていますが、高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、重症化するリスクが高いことが報告されています。皆さまご自身を守るため、そして、大切な人を守るため、3つのお願いへのご協力をお願いします。

 

 

 

「免疫」は私たちの体を病気から守る大切な防御機能
 

 「免疫」は、私たちの体を病気から守る大切な防御機能です。ウイルスや細菌などの病原体が体外から体内へ侵入するのを防いだり、体内で生じるがん細胞を攻撃して死滅させたりするなど、幅広い守備範囲で体を病気から防いでくれます。

 ところが何らかの原因によって免疫力が低下したり、免疫反応に異常が起きたりすると、感染症にかかりやすくなったり、アレルギーやリウマチ、動脈硬化などさまざまな病気が生じやすくなります。免疫と病気の関係や、病気にならないよう免疫力を維持するコツなどについて、わかりやすくお伝えします。

 

1.免疫とは何か

 病原体が体内に侵入した時、体はこれを「自己」とは違うもの、つまり「非自己」と認識し、排除したり拒絶したりしようとします。これが、免疫の基本的な仕組みです。
免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。自然免疫は先天的に備わっているもので、マクロファージや好中球といった貪食(どんしょく)細胞*が、病原体などの異物に非特異的な攻撃を加えます。一方、より高度に発達した免疫である獲得免疫は、自然免疫では対応が困難な場合に作動します。体外から侵入した病原体などの異物を排除する働きをする様々な仕組みのうち、血液や体液の中に存在する免疫グロブリンというタンパク質を「抗体」と呼び、抗体が結合する相手のことを「抗原」と呼びます。

 抗体は、抗原と結合することでその働きを抑える働きと、抗原を有している細胞を破壊する働きなどにより、私たちの体を守る免疫の中でも特に重要な役割を担っています。 獲得免疫の特徴は、過去に遭遇した抗原を記憶し、これに対抗するために特異的な攻撃をすることです。特定の抗原を記憶するのはリンパ球の働きによるものです。 こうした細胞のおかげで中には最大で数十年も記憶が保持され、その効果を発揮し続ける場合もあります。

 例えば、「はしか」ははしかのウイルスによって感染しますが、一度かかると二度とかからないといわれます。 これは、はしかウイルスだけに反応する特異性を持つリンパ球が抗原を記憶し、はしかウイルスの次なる侵入に際して、はしかウイルスだけに反応する抗体を大量に産生し、これを速やかに排除するためです。 このようにして「疫病から免れる」仕組みが「免疫」と呼ばれるようになりました。

 ワクチンの予防接種は、この免疫機能を応用したもので、感染症を未然に防ぐのに有効な方法です。 特定のウイルスにしか反応しないという特異性のため、「鍵と鍵穴の関係」に例えられます。

 免疫は体外から侵入した病原体のみならず、体内で生じた癌のような異物からも身を守る極めて重要な役割を担っています。 しかし、人体に悪影響を及ぼすこうした異物は免疫の監視をくぐり抜けようと待ち構えています。 免疫不全の患者さんなどのように、免疫力が低下した状態が続くと、感染症や癌にかかりやすいのは、こうした理由からです。

*貪食細胞:真菌・細菌・死んだ細胞などを摂取し、消化(分解・処理)する能力を持つ細胞。

 

2.免疫力低下の原因と日ごろの心がけ

 免疫力の低下の原因は様々ですが、主なものとしては、次のようなものがあります。
① 体温の低下 ② 加齢 ③ 不適切な食事 ④ 運動不足 ⑤ ストレス ⑥ 病気 ⑦ 免疫抑制薬

 たとえ過ごしやすい季節であっても、急な温度変化に伴い、肌寒く感じることがあります。 体温の低下は免疫力が下がる原因のひとつです。特に寒さに向かうこれからの季節には、こまめな上着の着脱により体を冷やさないことを心がけることが大切です。
このほか、バランスのとれた適量の食事や適度な運動習慣を心がけること、またストレスをためないこと、ストレス解消に努めることも免疫力の低下を防ぐのに効果があります。

感染症対策には免疫力の低下を防ぐことに加え、マスク、手洗い、うがいの励行、インフルエンザや肺炎球菌には予防接種も有効です。

 

3.アレルギーと自己免疫疾患

 免疫は異物から体を守る大切な仕組みですが、害の少ない異物に対して免疫系が過剰に反応してしまったり、自己の体内に存在する物質が異物と誤認されたりすることがあります。「アレルギー」や「自己免疫疾患」がこれに該当します。

 アレルギーには広く知られているように様々なものがありますが、原因物質によっては血圧低下や意識障害を伴う急性・全身性の重篤なアレルギー反応である“アナフィラキシー”もあり、正しい知識を持つことと共に、十分な注意が必要です。

 以上のように、免疫力の低下を防ぐことはたいへん大切なことですが、免疫力が高ければ高いほどいいというものでもありません。

 特に「アレルギー」や「自己免疫疾患」は、免疫に関する専門的な知見を持った医師に相談し、適切な治療を受けることをお薦めします。

 

 

 

電話相談窓口について

厚生労働省の電話相談窓口について

今般の新型コロナウイルス感染症の発生について、厚生労働省の電話相談窓口を設置しております。

・厚生労働省の電話相談窓口 電話番号:
0120-565653
(フリーダイヤル)
・受付時間:9時00分~21時00分(土日・祝日も実施)

※2月7日(金)9時より新しい番号(フリーダイヤル)となりました。
 お電話でのお問い合わせの際に、間違い電話となり、ご迷惑をおかけする事象が発生しています。ご連絡の際には、電話番号をよくお確かめのうえ、くれぐれもお間違えのないようお願い申し上げます。

・聴覚に障害のある方は、FAX(03-3595-2756)をご利用いただくか、

一般財団法人全日本ろうあ連盟ホームページをご覧ください。

 

都道府県・保健所等による電話相談窓口


各都道府県が公表している、新型コロナウイルスに関するお知らせや保健所等による電話相談窓口のページをまとめました。
リンク先にて、随時情報が更新されています。ぜひご確認ください。

https://www.kantei.go.jp/jp/pages/corona_news.html(首相官邸HP)

新型コロナウイルス感染症が疑われる方へ(帰国者・接触者相談センター)

「帰国者・接触者相談センター」では、新型コロナウイルス感染症が疑われる方の相談を受け付けています。
同センターでは、相談内容から同感染症の疑いがあると判断した場合、その方へ適切な診察を行う「帰国者・接触者外来」への受診調整を行っております。
各都道府県が公表している帰国者・接触者相談センターのページをまとめましたので、ご相談される際は、最寄りのセンターへご連絡ください。

各都道府県が開設している帰国者・接触者相談センター


※ なお、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談を行いたい方は都道府県等が設置している電話相談窓口へご相談下さい。